今年は乗り物を2台くらい買っていた話
今年も残すところ僅かとなりましが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
ぼくはニンジャくんが自宅から400kmくらい離れた場所でレッカーされなければならない事態に陥ったりもしましたが、元気に過ごしております
ぼくはげんきです(念押し)
なぜなら今年は納車イベが二回もあったから!!
納車イベントがあれば些細なトラブルもへっちゃらってワケ
1.スイフトスポーツくん(ZC33S 6MT)
ヴォーカッケー
速い、安い、スズキと三拍子揃ったホットハッチのスイフトスポーツくんをお迎えしました。GSR250からNinja650、スイスポとトルクマシンばっかり買ってんな、こいつな。
他に候補車としてはコペン、中古の86かロードスター、現行ジムニー辺りを考えていたんだけどね。86は中古の実車を見に行ったりもしたのだが、状態良さげでMTとなると中古でも普通にいいお値段になってしまうのと、そもそも雪国でFRは死ゾってことで候補から外しちゃった。最終候補車としてジムニーとスイスポの一騎打ちとなり(SZK信者の末路)試乗の結果やっぱり運転するのが楽しいスイスポを選んだ。ジムニーも見た目、雪国での実用性、将来的な下取りと三拍子揃ったナイスな車ではあるのだが、MTをもってしてもあの薄いトルク感が乗ってて気持ちよくなかった。車の特性上仕方無いんだけどね。
実は4月にはディーラーで判を押していて、ディーラー側も「5月末くらいには納車できると思うたぶん」と言っていたのだが、半導体不足の影響をモロに受けた結果スズキの工場ストップが繰り返され納車される頃には9月になってました。あのさぁ...
しばらく乗ってみての感想
所謂スポーツタイプの車を自分で運転するのは初めてだから比較とかはできないんだけどね
やはりターボエンジンは最高やで。アクセルを強く踏み込めば鎖が外れた野獣のように豹変し力強く加速し始める、この感覚は正直たまらん。
同じK14Cエンジンを搭載しているエスクードはどうやら加速するまでに若干タイムラグのあるドッカン気味のエンジンらしいが、このスイスポに搭載されるK14Cエンジンは「ノーマルクローズ制御」とかいう技術を使っているので、エンジンが高回転になった際にすぐに吸気側のタービンが回り始めるのでアクセルワークに対してリニアに加速させることができるらしい
まああくまでダウンサイジングターボなので、ランエボのようなハイパワーターボ車に乗ってる兄貴達からは鼻で笑われてしまう加速なのかもしれないが、ぼくちゃんにはこれで十分刺激的なのヨ
それから足回りの感覚も普通のファミリーカーとは全然違うな。四輪ディスクなのでブレーキもガツンと効くため少し優しく踏む必要がある。サスペンションもやや硬めで路面のギャップは割としっかり拾ってしまう感じで、車酔いに弱い人を同乗させる際は気を付けたほうが良さそう
しかしハンドルを切った際には路面に吸い付くように曲がるので、FFといえども車を操る感覚をダイレクトに感じられるような気がする。この感覚はスピードを出していなくても感じられるので、普段の街乗りでも少し運転が楽しくなった。
燃費はスイスポくんの自己申告を鵜呑みにするのなら街乗り遠乗り両方込みでリッター17.3キロも走ってくれてるらしい。なかなかいい燃費してんじゃん。これならハイオク分のお財布へのダメージもチャラだな(謎理論)
しかしこれは割とすぐシフトアップする運転の結果なのでブイブイ言わせたい兄貴は普通にリッター10キロ切ると思う。
ちなみに最近は暖房もガンガン回して乗ってるので燃費も16キロ台まで落ちちゃってるよ。
なんてかっこいいんだ!俺のスイスポ!くぅ~~~!
ただしSUVみてーなホイール、おめーはダメだ
2.DE ROSA R848 (Campagnolo VEROCE)
あのイタリアの名門ロードバイクメーカー、デローザの自転車を増車しちゃいました。カーボンフレームだぜ~
これでぼくもれっきとしたイタ車乗りですねぇ(照れ)。ジェントルで紳士的でナイスガイなぼくちゃんにはお似合いだ~~
と言いたいところだがこのロードバイクは台湾のXPACE社で設計組み立てされていたロードバイクで所謂OEM車ってやつである。俗に言う中華カーボンってやつである。イタ車乗りの称号剥奪されちゃった。
なんでもR848はデローザの中華OEMで最初にデビューしたフレームで、当時のデローザファンの間では「とうとうやりやがった...」みたいな微妙な空気が流れたらしい。しかし中華OEMってのはどこのメーカーもやってたことだし多少はね?そもそも台湾はGIANTやMERIDAを擁してるわけで立派なロードバイク大国だし多少はね?
このロードと僕の出会いは、もともと乗ってるコラテックのドロミテくんをうっかり故障させてしまったことから始まる。変速ガバってチェーン変形させちまったので、ドロミテくんを抱えて慌ててショップに駆け込んだ時のことである
ショップのOYJ「じゃあ修理預かるよ。ところでさ、カーボンロードとか興味ない?」
ぼく「興味はあるけど車買ったばっかでお金がないんスよね~今のドロミテに不満もないし」
OYJ「う~ん、このデローザ、───円でどうかなと思ったんだけどね、新車なんだよ」
ぼく「ファッ!!安スギィ!!買います」
そう、コイツ随分前に廃盤になっていながら、いつまで経っても売れず新車でショップのヌシとなっていたのである。オススメされた後フレームについてちょっと調べて例のOEMの件についてもその時知ったが、正直ブランドとかどうでもいいし、激安でカーボンロードに乗れるならと即決で買っちゃった。すぐにATMに駆け込みお金を卸してドロミテくんを預けた帰りにR848くんを抱えて帰ったのである。波乱万丈な一日だぁ。
コンポーネントはカンパニョーロのヴェローチェ。カンパでは一番下のグレードで既にケンタウルというモデルにバトンタッチして廃盤済み。リアのギア数は10速で元々乗ってるドロミテのシマノティアグラも10速なので、コンポはステップアップ感が出ねえなあ。しかし回してみるとシャラシャラと素敵な音が鳴ってとってもお洒落。これがイタリア人のセンスかあ。車でもバイクでもイタ車に憑りつかれてそのまま抜け出せなくなる奴がいるというのが少しだけ理解できた。
実際の乗り味はロングライドしなけりゃ分からない、つーわけで早速琵琶湖回ってくるゾー!
さて琵琶湖を一周を完走した感想ですが、カーボンロードって全然ちげーや
漕ぐたびに全身でフレームの剛性感じちゃう。もうガッチガチ。漕いだ力が全部前進する力に変換されてる感じがする。しかし重くて足がすぐ売り切れるということもなく、ギアの歯数が原因なのかフレームの軽さなのかタイヤが細くなったからなのかは分からんが、低いギアで高いケイデンスが維持しやすくてむしろ疲れが溜まりにくい。
振動は増えたのでケツへの負担は増えたが、単純に長距離を速く走るという意味ではR848くんはドロミテくんを圧倒している。
このデータを見てほしい
上がドロミテくんの結果で下がR848くんの結果である。
平均時速はわずかに落ちているが、ちょっと待ってほしい。走行距離が50キロくらいR848くんの方が長いのだ。走行距離がこれだけ伸びていながら平均速度はほぼ変わりないので実質的にR848の方が長い距離スピードを維持できているのである。スバラシー
まあアルミフレームの方が間違いなく頑丈なので小さな段差や路面のへこみとかならきにせず乗り越えられるドロミテくんの気軽さも捨てがたいので、全てにおいてカーボンロードがアルミを圧倒しているというわけでもない。
とりあえず我がチーム(成人男性一人)のメインロードバイクはR848くんに決定だな。
ドロミテくんは手軽さ優先のためにSPDペダルからフラットペダルに変えて、タイヤも28Cくらいのグラベルタイヤに変更しようと思う。
ドロミテくんもこれまでと変わらず酷使していく予定なので覚悟するんやどー。